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NaraExplorerは、奈良で唯一の英語観光情報誌です(2008年6月創刊)。

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吉野の大自然と悠久の歴史に身を浸す

老舗旅館で過ごす奈良を満喫のひととき
Nara-machi「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも認定されている吉野。山深い吉野の地には、今も雄大な自然と昔ながらの人々の暮らしが息づいている。また、吉野は修験道の研鑽地として日本の宗教信仰においても深い歴史を持つ土地でもある。日本の歴史、日本の自然、そして日本の人々の心の温かさ。すべてを深く、静かに感じられる時間が吉野にはある。
自然、歴史、文化遺産
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吉野は日本における山岳信仰の始まりの地とされている。吉野の地には、広大な自然の中で神道と仏教が折り合わさって信仰され、継承されてきた。現在、吉野と呼ばれる地域には8つの町と村が点在している。中でも、一般的に「吉野」と呼ばれ、観光地としても人気が高いのが、春には30000本もの桜の木が咲き誇り、日本有数の圧巻の桜景観が楽しめる吉野山エリアだ。
吉野山エリアは、下千本、中千本、上千本、奥千本の4つのエリアに区分される。春の桜があまりに有名ではあるが、夏の紫陽花、秋の紅葉、冬の雪景色などいつ訪れても四季折々の風光明美が楽しめる。
吉野山でぜひ足を運びたい場所のひとつが金峯山寺だ。修験道の本山として勇壮な佇まいを見せるその姿は見るものを圧倒する。1457年に建てられた仁王門をくぐると、5メートルを超える迫力満点の仁王像が迎えてくれる。近辺には、1868年の廃仏毀釈によって金峯山寺から分離された吉水院が、吉水神社として祀られている。
冬の間、吉野には温泉と静かな時間を求めてやってくる観光客が多い。これぞ「真の奈良」の醍醐味を味わえる場所では、吉野に並ぶ場所は他にないかもしれない。人ごみも、街の喧騒もなく、ただゆっくりとした時間の流れを楽しむという贅沢。どこへ行くか、何をするか考える必要さえなく、ただ気持ちの赴くままに吉野での時間の流れを過ごしていると、地元の元気な子供たち、昔から変わらず笑顔で客を迎えてくれる店の人、鳥の声や山を走る風の音と出会い、普段の生活とは違う何かを感じさせてくれる。旅館も多くあり、奈良の旬の素材を使った季節料理を堪能できる。
日本一の桜の景勝地
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日本人が愛してやまない桜。単に「花見」と言えば、それは桜を見ること。日本人にとって他の「花」とは確実に一線を介する特別な花であるのが桜だ。その桜を愛でるのに日本一と言われ続けるのが吉野である。歴史に名を残す文化人、武将や皇族に至るまで、数多くの人々が吉野の桜の魅力に魅了されてきた。吉野に最初の桜が植えられたのは、今から1300年も前のことだと言う。そして現在、吉野山は30000本もの桜の木が育成し、4月に満開を迎える時期には桜色が一面を埋め尽くす。下千本の桜が3月終盤から4月初頭にかけて開花するのを皮切りに、上千本、奥千本へと数週間かけて桜の波が山を昇ってゆく。ロープウェイの駅から歩いて1時間ほどのところにある花やぐらの展望台からは、この見事なまでの桜の景色が一望できる。
修験道研鑽の地
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本州では最南端に位置する紀伊半島は、古代より神が降臨する土地と信じられ、今も数々の神話や伝説が残されている。修験道は、山へ籠もって厳しい修行を行うことにより、悟りを得ることを目的とする日本古来の山岳信仰が仏教に取り入れられた日本独特の宗教であり、その起源は7世紀ごろまで遡ると言われている。修験道の実践者は修験者、山伏と呼ばれる。
その後、修験道はシャーマニズムにも通じる日本独特の信仰として発展し、密教、道教、儒教などとも複雑に絡み合っていった。本質的には、日本に伝わったすべての宗教信仰と関わりを持つとも言える。しかし、山岳信仰という点においてはまさに日本独自の信仰と言え、ゆえに日本の文化を強い結びつきをもつ宗教であるとも言える。吉野の山中に立つ金峯山寺の本堂、蔵王堂は、8世紀に修験道の開祖・役行者によって建設されたと言われている。
吉野へのアクセス
吉野へは奈良市街地から電車で約2時間(近鉄)。車中では、通り過ぎる奈良の町や村落を垣間見ることができ、その時間もまた旅の思い出に残るものになるだろう。
近鉄奈良駅から吉野駅まで(80-120分、830円)。大和西大寺駅と橿原神宮前駅で乗り換えが必要。大和西大寺から吉野駅までは特急電車もあり(別途870円要)。近鉄吉野駅は下千本のふもと。中千本へは吉野千本口からロープウェイを使って吉野山上駅まで。
吉野山観光協会:Tel: 0746-32-1007; http://www.yoshinoyama-sakura.jp/english/index.htm

吉野山の老舗旅館 歌藤

和のおもてなしで最高の満足を味わう
Nara-machi吉野山の山中にある老舗旅館 歌藤。7代に渡って受け継がれるおもてなしの心は、今も変わらず訪れる人をほっとさせてくれる。宿泊には、広々としたログハウス調の建物にある和室か、伝統的な和の意匠の本館の和室かを選ぶことができる。露天風呂を含む2つの大浴場と、奈良の旬の素材をふんだんに使った料理は一級品。そして、歌藤のスタッフの細やかな心遣いと行き届いたサービスが旅の満足を完成させてくれる。
旅館 歌藤
Migawari Saru Guardian Monkey
奈良県吉野郡吉野町吉野山3056;ロープウェイ吉野山上駅を出て右へ約50メートル。http://www.kato-yoshino.jp/

古都 奈良で天平文化を体感

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